大渕先生のプロフィールと研修内容
氏 名:大渕哲也(オオフチ テツヤ)
昭和37年、新潟県生まれ
(有)スマイル アドバイザー
活動拠点:新潟県
活動範囲:全国各地
医療介護関連資格:理学療法士 介護支援専門員
所属団体:
①日本リハビリテーション工学協会
②福祉用具プランナーネットワーク
③一般社団法人 こうしゅくゼロ推進協議会 スーパーアドバイザー
★研修実績
① 民間セミナー業者への出講、全国高齢者施設看護師会・関西看護ケア研究会・gene等。
② テクノエイド協会・日本車椅子シーティング協会・日本リハビリテーション工学協会車いすsigの、研修事業への出講。
③ 各地の、医療法人/社会福祉法人の現場研修、県社協/PT/OT県士会、ケアマネ会等各種団体の研修会などへの出講随時
★会員へのメッセージ
私たちが日頃、現場で何気なく行っている業務のありようが、要介護高齢者様の心身の健康を、大きく左右しています。
そしてその、ご自身が持つ影響力の大きさに気付いていない方が、まだまだ多いように思います。
何気ない介護技術や福祉用具の使い方を、改めて考え直してみませんか?
★当フォーラムで実施する研修内容
①総論
1.「EBMは当たり前。では、EBC?」
対象:全会員
内容:医療機関における医学治療は、EBM(evidence-based medicine,“根拠に基づく医療”)が当然だし、そうでないと困ります。
では、介護ケアも同じようにEBC (evidence-based care,“根拠に基づくケア”)であるべきなのでしょうか?むしろ根拠のないケアは、有害なのでしょうか?エビデンスを求める姿勢は大切ですが、逆にケアにおいてはエビデンスにこだわりすぎると、かえって弊害が生じてきます。
②課題共有型
1.不適切なケアが引き起こす健康被害・障害重度化の実際
対象:現場スタッフ向け
内容:重度な要介護高齢者さんに拘縮や褥瘡が発生することは、ある程度「仕方ないこと」という暗黙の前提が現場にはあるが、実はそうではありません。二次障害が発生し重度化していく「理由」があります。まずはそのことを正しく認識しましょう。
2.拘縮・褥瘡まみれの寝たきり老人は日本だけ?日本は遅れているのか?!
対象:全会員向け
内容:これまでの日本の医療介護現場には、拘縮/褥瘡の寝たきり老人が存在し、欧米各国にはそういう方々はほとんどいません。それはなぜでしょうか?日本の医療介護が「遅れている」のでしょうか?実態の正しい把握をして、今後の自身の役割を考えましょう。
3.看護師さんと介護士さんは「仲が悪い?!」そうなってしまう理由と解決のためには?
対象:全会員向け
内容:同じ「目的」を共有しているはずなのに、現場で「看護さんと介護さんの仲が悪い~連携がうまくいかない」といったことや、「地域内の医療機関と介護施設の連携がうまくいかない」といったことが起こることがあります。それはなぜでしょうか?どうすればよいので
しょうか?
③課題解決型
1.「現場で取り組む車椅子シーティング技術」
対象:現場スタッフ
関連する課題共有型研修:「不適切なケアが引き起こす健康被害・障害重度化の実際」「拘縮・褥瘡まみれの寝たきり老人は日本だけ?日本は遅れているのか?!」
内容:極端に高価/高機能な車椅子でなくとも、現場で適切に車椅子を使っていただくための、最低限のポイントを説明します。
2.「臥位ポジショニング技術入門」
対象:現場スタッフ
関連する課題共有型研修:「不適切なケアが引き起こす健康被害・障害重度化の実際」「拘縮・褥瘡まみれの寝たきり老人は日本だけ?日本は遅れているのか?!」
内容:ベッドで臥床していれば、それだけで安楽?!いえいえ、そんなことはありません。背抜きはもちろんのこと、「臥床姿勢」のとらせ方で、本人様の中長期的な将来の姿は大きく変わってきます。安楽な臥床姿勢で過ごしていただくためのポイントを説明します。
3.「介護用ベッドギャッチアップ機能の使い方」
対象:現場スタッフ
関連する課題共有型研修:「不適切なケアが引き起こす健康被害・障害重度化の実際」「拘縮・褥瘡まみれの寝たきり老人は日本だけ?日本は遅れているのか?!」
内容:介護保険制度が施行され、医療介護用ベッドが在宅でも広く使われるようになりました。ただし未だに、医療介護用ベッドギャッチアップ機能による介護事故の発生や、突発的な事故とはならなくても不適切なギャッチアップ機能利用による「障害の重度化」現象が目につきます。まずはその認識を正しく持ち、弊害を防ぐためのポイントを確認します。
★講師個人のフォーラムでやる研修内容
1.車椅子シーティング技術各論
2.臥位ポジショニング技術各論
3.医療介護用ベッドギャッチアップ機能使いこなし技術各論
対象:現場スタッフ
内容:具体的な技術論です。実技を伴わない限界はありますが、できる限りオンラインで技術を分かりやすくお伝えします。
★自分史
1984年:川崎リハビリテーション学院 理学療法科 卒 理学療法士免許 取得。資格取得後、1年間は岡山県環境保健部公衆衛生課 勤務。
その後は新潟に帰郷し、介護保険制度施行までは急性期医療機関・慢性期医療機関勤務。
介護保険施行後は特別養護老人ホーム・福祉用具レンタル販売業者等に勤務。
現在、民間介護事業所にて、社内研修・現場アドバイスなどを行なっている。
その他、民間セミナー業者や各種団体、各地の現場からの要請に応じて、研修や現場指導などを行なってます。