高知県 事例紹介
かど福祉会 特別養護老人ホーム 望海の郷
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いつでも、誰もが使えるようにボード、グローブ設置されていました。
アームレストの高さを調整できる車いすも!
これからは必須ですね。
実際に訪問してきましたが、「ひとり、ひとりの笑顔のために」を理念に行動され、正に入居者の方は笑顔でお過ごしでした。(写真をお見せできず残念
です)
約8ケ月で、「できる研修」を「している研修」も変え、職員全員がノーリフトケアを実践している状況まで構築。トイレへの移動移譲にスカイリフトを活用され、おむつに頼らず、なるべくトイレで排泄をしてもらうことに取り組まれてました。
実際のシーンも見ましたが、スカイリフトで移乗中の女性入居者の笑顔がこの取り組みの結果を表していると思います。
浴室でもリフトを使用し、介護する方もされる方も共に楽に安全に入浴できるようになったとにこと。
これらをケアプランに盛り込み、入居者の自立支援、生活拡大に目的が変わったことで職員の意識もノーリフトケアの導入が大きく進んだとのこと。
既に2025年問題を迎えている高知県。その中でも車で1時間ほどの地区、老人人口すらも減少していく中での施設経営は本当に厳しいものがると思いますが、利用者、そして職員の健康を気遣う清岡施設長のお人柄にも心を打たれました。
清岡施設長様のコメント
施設のあります中土佐町は人口7200人(本年1月現在。 前月より173人減)
特養68床(ユニット型20床 従来48床 平均介護度4.32) ショート10床の施設です。
看・介護職員は38人。機能訓練指導員は理学療法士で1人です。職員募集中です。
平成18年頃より床走行リフトの用意はあったのですが使用されていませんでした。「面倒だ。」「力のある職員=できる職員」「時間がかかる」「使い方がよくわからない」という理由であったと思います。
23年(老健から特養に移行した年)より一部の職員が使用するようになり、27年度のノーリフティングの研修で「腰痛予防だけでなく入居者にも優しい介護が提供できる」と理解できてからは、使用するにも工夫ができだし、リフト等を日常使用している介護職員はほぼ全員となりました。
結果、以前のような介護は考えられないとの声が多く聞かれます。
入居者様のノーリフティングに対するアンケートは行っておりませんが、データにありますように、協力動作を取って下さる方、ADLで改善がみられた方もおられます。
すばらしい介護を提供されている施設はたくさんあります中で、高知の片田舎の施設にお声をかけていただいて恐縮しております。
今後も、地域の笑顔のために一歩一歩進んでまいります。